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ネットワークゲームのような人間同士で協力or対戦するゲーム等では、意思の疎通に通常チャットが利用されますが、アクションゲームやシューティングのような忙しいゲームでは、操作に忙しくて文字なんか打っている時間などあまりありません。
特に協力プレイやチームプレイの場合、「助けてくれ!」なんて打ち込んでいる間に敵に攻撃されてしまいます。そこで役に立つのが音声チャットです。アナログモデム時代のような低速回線では声の通信なんかにデータを使ってしまうとゲーム自体がラグだらけになったりしたものですが、ADSLのような高速回線になってからでは音声チャットも快適に行えるようになりました。
Team7ではこの音声通信ソフトに「Roger Wilco」を採用しています。こちらはフリーソフトなのですが、バージョンによってはユーザー登録が必要で、登録しないと時間制限付きになったりして使い物になりません。登録は全て英語ですので若干面倒です。
ダウンロードはこちらから可能です。
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音声通信ソフトは現在、Team Speakなど有名ですが、それでも我々はRoger Wilcoを好んで使用しています。Roger
Wilcoを愛する一番の理由は、本当に無線で連絡しているような「ザッザッ」という音が、より臨場感をあふれさせ、興奮させてくれるからです。そして、設定が簡単で、誰でも迷わずホストやクライアントになる事ができます。
昔からネットワークゲームを楽しんでいる我々は、Roger Wilcoがずっと相棒だったのです。 |
1.Roger Wilco (以下 RW) は音声通信ソフトなのでマイクの用意を忘れないように。
(今まで使ってなかった古いマイクだと中の線が錆びて接触不良を起こすことがあるので注意)
2.Windowsの音量コントロールを開き(Volume Control)Microphoneのミュートにチェック無しを確認
録音のプロパティー(Recording Control)ではMicrophneの選択にチェック有りを確認しておく。
(Microponeの表示が無い場合は、オプション→プロパティー→音量の調節→表示するコントロールで
再生・録音ともにMicroponeにチェックを入れる)
"RW"における相手の声が聞きづらくなる状態の何割かは、マイクと口との距離が安定しないために起ります。
ヘッドセットタイプを使用すれば、これらの問題も解決できます。 |
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D/Lすると始めにコンフィグレーションの設定を行います。順を追って設定方法を解説します。
1.Use DirectSound Recordingにチェック (なにか問題が発生した場合はWAVの方を選択)
2.Playback Device / Recording DeviceをListの中から選択 (使用しているサウンドカードによってListは違う)
3.Automatically Select Mikeにチェック
(注意:サウンドカードによってはこのチェックは付けないほうが良い場合があります。
これはRWが起動するとマイクを自動的使用可能に選択するボタンですが、"SB64AWE"ではこれが引き金になって逆にマイクが使用不可になる場合があるようです。
どうしてもRWでマイクが使えない場合、このチェックを外して試してみてください。)
4.Venify Settingボタンを押すとWindowsのRecordingControllパネルが出てくる。
Microphoneの音量を確認し選択にチェックが入っている事を確認する
5.Test Mikeにてテストを行う。
Mike Input Levelを中間辺りにしてTest Mikeを押し5秒間喋った後、自分の声がスピーカーから聞こえてくればOK
●Test Mikeにて
自分の声の状態(声が割れている、聞き取りづらい、など)と自分のスピーカーから出る声の大小を十二分に確認してください。
ここで問題がおきた場合は、手順の説明条件を変更しながら、自分のスピーカーからクリアーでちょうど良い音声が聞こえるまで繰り返してください。
ここでちゃんと調整をしていれば、Net接続時でもまず問題は起きないでしょう。
あとこれはマイクを使う上での一番注意したいところですが、スピーカーとマイクとの距離が近すぎるとハウリングやエコーを作ってしまい聞いている人に不快な思いをさせることがあります。
スピーカーの音を再びマイクが拾ってしまわないように程よい距離を置きましょう。
6.Full-Duplex(送受信)
全二重通信で同時にしゃべっても伝わる設定(電話などのように)Half-Duplex(受信のみ)
半二重通信で誰かが発信中の場合相手側はしゃべることが出来ない設定(トランシーバーのように)
7.Transmit Keyに設定したいKeyを設定 (これは"Keyを押して話すタイプ"にする時にのみに利用するKey設定です。)
(注意:当たり前ですが設定するKeyはPlayするGameに設定してあるKeyとは出来るだけ関連しないKeyにしておいたほうが良いです。)
8.インターネット接続速度をListの中から自分に相当するものを選択
9.UDP Portは 3782 のまま
10.Use less CPUは音質は落ちるが、RWに割くCPUの負担を少なくすることができる。
High CPU Priorityは通信中の音声が途切れたり(ギャップ)した場合RWに割くCPUの優先度を多する事でギャップを解消する。
( PentiumU 300mhz以上であればHigh CPU Priorityを選べば良いでしょう)
11.表示するCallsignを入力。入力しないとUnknownと表示されます。 |
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RWを立ち上げると自動的にISPに接続します。
HOSTになる場合には Create → Pass入力(任意) でOK
JOIN側はHOSTの人からIP アドレス と Passがある場合にはPassも知らせてもらい、JOIN
→ IP(必須)とPass(任意)を記入後 JOIN でOK
接続はしているがどうしても音声チャットが出来ないという場合は Roger Wilco
Suport&Hint の詳細解説やサウンドカード別ゲームタイトル別トラブルシューティングを参照してください。
ほぼ今まで大きなトラブルもゲームに悪影響も及ぼすことも皆無で快適に使えていますが、ゲームによってはRWのテキストファイルに数値を記入せねばならない物もいくつか有ります。
サウンドカードによってはRWのサポート外の物も少しあります。 |
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Transmitでは送信方法を設定します
Voice Activated モード= 話している間は送信中-(3D-Actionやレースゲーム向け)
声を発してその音量がSensitivityで設定した感度を超えた場合、自動的に送信が開始されます。
参考までにSensitivityはLessから4番目の目盛りくらいが適当です。
長所 1=これは3D-Actionなど"手が開いていない場合"などに大変便利。
長所 2=感度設定さえ上手く行えば、ゲーム上のサウンドも拾いながらの臨場感有る通信が行える。
短所=周囲で発生した音にも反応してしまうので余りSensitivityを上げ過ぎると勝手に送信してしまいます。
スピーカーから聞こえる対戦相手の声にも反応してしまいますのでフィードバックが発生して相手の声に"こだま"が掛かっている様に聞こえてしまう場合があります。
あくびやせきなどのノイズも送信されますので注意(^^;; 4番目位の目盛りにしておけば問題はありません。
豆知識
このVoice Activated設定の場合は、Press To Talk Transmit Keyで設定した「任意Key」を押すことによってMute状態にできます。
咳などによる爆音を防止できるでしょう。
Voice Activated モードでGameをしていると、ときたま相互通信が出来なくなる場合があります。
その時は一度 Press To Talk Transmit Keyで設定した「任意Key」を押してみてください。
たいていの場合、元通りに相互通信できるようになります。
Press to Talk モード= Transmit Keyを押している間のみ送信中- (FlightSIMやPRG向け)
トランシーバーと同じようにTransmit Keyを押し続けている間のみ送信が行われます。
Transmit KeyはGameや常駐ソフトに重ならないように余り使われていないKeyに設定しておきましょう。
長所 1=余計なノイズを送信してしまう事が無い。言葉の最後がクリアーに聞こえる。
長所 2=FlightSIMなどではHOTASのスイッチに設定したTransmit Keyを割り振る事により、より実機の操作感覚に近くなり臨場感も増す。
短所=送信したい時は必ず Transmit Keyを押す必要がある。
両方のモード共通の注意点を以下に挙げます
こだま防止
私達はRWを使ってGameを始める前に、相互音声Testを実施しています。
その時にRWのメイン画面トピック(一番上の色の付いている所です)に注目してください。
自分が声を発した時、送信されている場合は、RWトピックに(Transmit)表示が点灯します。
ここで注意したいのは
他の人が音声TESTしている時にも、RWトピックに(Transmit)表示が点灯する時があります。
これはあなたのマイクが他の人の音声を拾ってしまっている(フィードバック)状態です。
この状態だと
相手は自分の発した声が何度もこだまを繰り返しているように聞こえ大変聞き辛いです。
他の人が喋っても (Transmit) 表示が出ないように、Voice Activated レベルの
スライダーを下げるか、スピーカーとマイクの距離を少し離すようにしてください。
音量感応レベル(Sensitivity)
Voice Activated のSensitivity調整スライダーを極端に(Less)側に移動させると、RWの音量感知能力が落ちますので自分のPC環境と照らし合わせながら妥協点を見出してください。
多くの人は(Less)側から3、4番目の目盛りになっているようです。 |
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Adjustではマイクのインプットレベルを調節します
余り上げすぎると声が"割れる"事になり、非常に聞きづらくなりますので
7番目〜5番目の間くらいに目盛りを持っていけばOKだと思います。
"Play Mike Click"にチェックを入れておくと あの無線交信独特の"ザッ"
"カチッ"というエフェクトを自分の発した声の前後にかけることが出来ます。
しかし、結構うるさく感じるため現在は使われていません。チェックを外しておいてください。
豆知識
"Play Mike Click"のチェックを外しているにも関わらず「カチッ、ザッ」というクリック音が入る時があります。
その場合は、"Play Mike Click"のチェックを入れて見てください。(今とは逆の状態にしてみる)
不思議に聞こえなくなります。これはBugだと思われます。 |
ゲームをしながら音声通信を行うと、ゲームの音も拾ってしまい、ひどい雑音になってしまいます。ですので、出来る限りヘッドフォンを着用して使用しましょう。
RWはもともと精度が良くないのですが、設定次第で大きく音質が変わります。OSのマイクボリュームとRWでのボリュームを上手く調整して、丁度よいボリュームを見つけましょう。
あと、マイクで話す時は、できるだけ口をマイクから離しましょう。30cmほど間隔があった方が息が吹きかからないので、結果的に良く聞こえるようになります。 |
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